Written by Shun Tsuruoka

働きながらでも地方公務員になれます【ただし、相当の覚悟が必要】

[st-kaiwa2]仕事を辞めて地方公務員に転職したい人「仕事を辞めて公務員に転職したい。でも、キャリアに穴をあけたくない。今の仕事を続けながらも、公務員試験に合格することはできるのかな?」[/st-kaiwa2]

こういった悩みにお応えします。

 

最初に結論を言うと、下記です。

職業 通常の公務員試験 社会人経験者採用試験
民間企業の方 △or✕ ※予備校をおすすめします ◎ ※基本独学でOK、一部予備校を活用。
公務員の方 ○ ※一部予備校を活用 ◎ ※独学でOK

 

記事の信頼性

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この記事を書く僕は、特別区の職員として働きながら、地方公務員試験に合格した実績があります。

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ネットでググると、「公務員試験に合格するなら、予備校に行くべき」とか「働きながらはムリだ!」とか「独学でもいける!」という意見が山ほど出てきます。

ただその情報をよ~く見ると「それは状況によるよなぁ…」と感じることが多いのも事実です。

そこでこの記事では、より客観的により多角的にケースをわけつつ、働きながら公務員になれるのかを考察します。

この記事を読めば、「どうすれば働きながら公務員試験に合格できるか」がわかるようになります。そして現在の仕事を継続しつつ、あなたの貴重な時間を有意義に使えるようになるはずです!

 

働きながら合格する確率は、受ける試験によって変わる

なぜと言えば、試験によって難易度が違うからです。

公務員試験には、大きく以下の2つの種類があります。

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  • 通常の公務員試験:新卒者向けの試験(※年齢制限があり)
  • 社会人経験者採用試験:社会人向けの試験(※民間企業5年以上など)

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試験によってさまざまですが、大体はこんな感じです。

そして、働きながらでも合格できる試験は下記のとおりです。

 

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  • 通常の公務員試験 ⇒働きながら合格するのは厳しい(※一部例外あり)
  • 社会人経験者採用試験 ⇒働きながらでも合格できる(※ほぼ例外なし)

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通常の公務員試験が難しいのは、科目数が多いから

通常の公務員試験が難しいのは、問題自体の難易度が高いからではなく、科目数が膨大だからです。

下記をご覧ください。

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  • 専門試験:憲法、民法、行政法、刑法、労働法、経済学、政治学、行政学、経営学、社会学、心理学、、、
  • 教養試験:数的処理、英語、国語、化学、生物、物理、地学、日本史、世界史、地理、哲学、時事、、、

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これだけでもざっと20科目以上あります。。。

時間に余裕のある大学生にとっては有利ですが、忙しい社会人は不利でしょう。
20科目以上あるのに、どうやってカバーしますか?これだけの量を、働きながら独学で学習できますか?
しかも、あなたのライバルは、たっぷり時間がある大学生とか大学院生です。がっつり時間を投下して勉強をしてきますよ?

社会人が働きながら「がっつり勉強してる勢」と勝負するのは得策ではありません。

 

通常の公務員試験では、勉強に最低でも1,000時間必要

科目数の多い通常の公務員試験に合格するためには、最低でも1,000時間の学習時間が必要です。
そして、試験ごとの目安はこんな感じです。

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  • 都庁:1,500時間
  • 道府県:1,300時間
  • 特別区:1,200時間
  • 政令市:1,200時間
  • :800~1,000時間
  • 町村:700時間

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つまり、受ける試験によって必要な学習時間が異なります。難易度がぜんぜん違うからですね。

都庁は東大卒でも落ちる人がいるくらい難しいですが、市町村は学歴関係なく受かるほど易しいです。

 

1,500時間勉強するには・・・

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  • 1年半:1日3時間を毎日継続
  • 1年間:1日4時間を毎日継続
  • 半年:1日8時間を毎日継続
  • 3ヶ月:1日16時間以上を毎日継続

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都庁など難関試験を受ける方は、相当の覚悟が必要ですね。
1年前から始めても、1日4時間以上を毎日です。毎日ですよ?!しかも「働きながら」です。

口で言うのは簡単ですが、実際にやるのはかなり厳しいそうです。

一方で、1,000時間の場合は次のとおりです。

 

1,000時間勉強するには・・・

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  • 1年半:1日1.5時間を毎日継続
  • 1年間:1日3時間を毎日継続
  • 半年:1日6時間を毎日継続
  • 3ヶ月:1日10時間以上を毎日継続

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1,000時間なら、ギリできそうです。

いずれにせよ学習を開始するのは、試験の1年前からがいいですね。

 

通常の公務員試験は、社会人が仕事の片手間に勉強して受かるような試験ではない

「仕事を辞めるべきですか?それとも働きながらでも大丈夫ですか?」と疑問に思われたかもしれません。僕の結論は下記です。

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  • ホワイト企業に勤めている人:働きながらでOK。2~3時間勉強を最低1年継続
  • ブラック企業に勤めている人:仕事を辞めて予備校へ行きましょう。

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厳しいですが、通常の公務員試験を合格するには、相当の覚悟が必要。社会人が、仕事の片手間に勉強して受かるような試験ではありません。

とはいえ、安易に仕事を辞めることを推奨するわけではありません。きっとあなたにも守るべきもの(家庭、お金、仕事などなど)があるはず。

それらを捨ててまで公務員試験に賭ける必要性はありますか?
それ相応のリスクがあるはずです。重要なのは、仕事を辞めて予備校に入る前に、下記をじっくり考えることです。

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  • 公務員になる目的
  • 今の仕事を辞める理由
  • 自分の悩みが公務員になることで解決するのか
  • 他の業種に転職する方法はないのか

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こういった悩みに真剣に向き合わずに、一時の感情で仕事を辞めてしまうと後悔します。
しかもかりに公務員になっても、また同じ悩みにぶつかるはずです。

 

【民間企業の方】通常の公務員試験を受けるなら、予備校にいったほうがいい

民間企業の方が通常の公務員試験を受けるなら予備校に行った方がいいです。

独学では太刀打ちできない可能性が非常に高いです。さっさと予備校にいきましょう。

 

予備校に通う、最大のメリット

僕が考える予備校に通うことのメリットは、勉強する環境が整うことです。
たとえば、仕事が終わったあと社会人には多くの誘惑があります。

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  • 睡魔
  • YouTube、インスタ徘徊
  • 本、マンガ
  • 会社の飲み会

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こういった「楽しそうな」ことについ流れていってしまうのが、人間の性でしょう。僕もそうでした…(笑)

でも、楽な誘惑を「自力で断ち切るの」って難しいですよね。
だから「楽できない環境=やらざるを得ない環境」に身を置くといいです。

そして、環境を変える最もカンタンな方法は、予備校に入ることです。

 

でも予備校に行くと、環境変化が起こる

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  • 物理的に勉強せざるを得ない ⇒強制的に勉強する
  • ライバルと接する時間が長くなる ⇒ライバルに負けじと勉強を頑張る
  • 良質な参考書や問題集が貰える ⇒悩む時間をゼロにできる
  • 10~30万の予備校代を払った ⇒元を取るために、必死に勉強する

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学費はかかりますが、1~2か月分の給料で元が取れますよ。金銭的な負担よりも、リターンの方が多い。十分価値のある投資です。

 

社会人が予備校に行くなら、生活はハードになります

日々の仕事、買い物、料理、洗濯、掃除に加えて、予備校を加えると生活がきつくなりますよね。
日々のライフスタイルはこんな感じになります。

 

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  • 6:30:起床
  • 7:30:出勤(※通勤中に参考書を読む)
  • 8:30:出社
  • 12:00:昼休み(ランチ後に参考書を読む)
  • 18:00:退社(※移動中に参考書を読む)
  • 19:00:予備校
  • 21:00:授業or自習終了
  • 22:00:帰宅(※移動中に復習)
  • 23:00:夕食&風呂
  • 24:00:就寝

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控えめにいって厳しすぎませんか?
でも、このくらい自分を追い込まないと、働きながらも通常の公務員試験を突破するのは難しいです。

 

社会人は、オンライン授業がいい

忙しい社会人は、正直予備校に行く時間がないですよね。
でも、今なら完全オンライン授業があるので、オンライン授業に対応した予備校を選ぶのがオススメです。

オンライン授業の予備校に通うと、こんな感じの日常になります。

 

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  • 6:30:起床
  • 7:30:出勤(※通勤中に授業を受ける
  • 8:30:出社
  • 12:00:昼休み(ランチ後に参考書を読む)
  • 18:00:退社(※移動中に授業を受ける
  • 19:00:帰宅&夕食
  • 21:30:授業or自習終了
  • 22:30:風呂&自由時間
  • 23:30:就寝

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どうでしょう?オンライン授業ならいつでもどこでも授業を受けられるので、忙しい社会人でも勉強できそうですね。

 

【民間企業の方】社会人経験者採用枠だったら、働きながらも合格できる

通常の公務員試験は難易度が高いので、働きながら受かるのはかなり厳しいです。しかし、社会人経験者採用試験だと話は変わります。

なぜかと言えば、社会人採用経験者枠の筆記試験には専門試験がなく、教養試験しかないからです。

教養 専門 論文 専門記述 面接
大卒程度 地方上級
市役所 ×
社会人経験者 × ×

上記のとおりで、筆記は教養試験しかありませんね。自治体によっては、SPI(民間企業の採用で使われるもの)しかないところもあります。

これはつまり、「経験者には最低限の教養しか求めていませんよ」とのメッセージでもあり、「お勉強ができる人よりも、民間企業でのスキルやノウハウを持った人が欲しい」とのメッセージでもあるんです。

 

【公務員の方】公務員の方は、働きながらも通常の公務員試験に合格できる

公務員の方だけは例外で、通常の公務員試験でも働きながら受かる可能性が高いです。
なぜなら、一度公務員試験を経験しているからです。

試験勉強をした時から時間が経ったとはいえ、知識も残っていますよ。
公務員試験で勉強した内容を、知らず知らずのうちに実務でも使っています(経済学はあまり使わないかもです)。

 

市町村を受ける方は、独学でもいける

さらに、現在公務員の方は予備校に行く必要すらありません。基本、独学でOK。

不安な科目や面接・論文対策のみ予備校を利用するスタンスでいいと思います。
なお、公務員から公務員に転職する方法については、参考:【脱・失敗】公務員から公務員へ転職する方法をどうぞ。

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僕は特別区の職員として働きながら、完全独学で勉強し、市役所試験に合格しました。

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今の時代だったら、YouTubeで学習できますしね。僕が参考にしていた動画は下記です。よかったら参考にしてみてください。

 

 

【公務員の方】社会人経験者採用試験なら、独学でいい

言うまでもありませんが、社会人経験者採用試験を受けるなら、独学で十分対応可能です。

しかも、公務員の方であればノー勉でもいいとすら思っています。

 

【参考意見】SNS上の意見

いろいろな意見がありましたが、まとめると下記です。

  • 働きながら公務員になる ⇒けっこう大変。受ける試験による
  • 教養のみの試験 ⇒ノー勉が3割!
  • 就職浪人すべきか ⇒そこまでの価値はなさそう

 

まとめ:試験を受けることに、リスクはない

ひとつだけ断言できるとしたら、「公務員試験を受けること自体に、リスクは1ミリもない」ということです。

だって公務員試験の受験料はゼロです。お金は1円もかかりません。必要なのは、ほんの少しの勇気と手間だけです。

仮に受からなくても、「公務員試験を受けた」という挑戦それ自体が、人生の財産になるはず。

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試験の雰囲気、試験の難易度、会場の場所、会場までの道のり、受験票の書き方、面接の受け答えなどなど

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ネットや雑誌にいろんなことが書かれていますが、こういったことは実際に試験を受けてみないとわからないです。

しかし、多くの人は、「どうせ自分にはムリだから」「ぜんぜん勉強してないから」と言い訳して挑戦を先延ばしにします。そして、永遠に公務員試験を受けないのです。

リスクゼロなのにもったいない!
せっかくの学びの機会を捨ててしまうのはもったいない!

重要なのは、今この瞬間に「行動」することです。

その行動とは、仕事を辞めるとか、数十万円のお金を払って予備校に入るとかではないです。

今の仕事を続けるべきか考えるとか、地方公務員の仕事を調べてみるとか、試しに公務員試験に応募してみるとか、そういったことです。

それはもしかしたら、限りなく小さな一歩かもしれない。
でも、その小さな一歩を踏み出さない限り、あなたの人生は1ミリも変わりません。

勉強不足でも実力不足でもでもいいので、大きな一歩を踏み出してほしいです。

受かる可能性だってゼロではないんだから。

最初の一歩として、まずは公務員試験の日程や科目を確認するために「社会人のための公務員転職ハンドブック」を無料ゲットするところから始めてみてください。