Written by Shun Tsuruoka

【稼げない?】STEPN暴落の歴史を振り返りつつ、今後を予測してみた

 

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  • STEPNが暴落したの?
  • ついにオワコン化したのかな
  • STEPNの未来はないんじゃない?

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こんな疑問にお答えします。

 

つい先日、STEPN関連の仮想通貨「GST」が暴落しました。

 

今回の暴落は、今までの暴落よりも下げ幅が大きい上に長期的です。

このままSTEPNが終わってしまうのではないか、、、と正直不安になりますよね。

 

そこで、STEPNの暴落の歴史を振り返りつつ、

今回の暴落を分析した上で、STEPNの今後について仮説を立ててみようと思います。

 

[st-cmemo myclass=”st-text-guide st-text-guide-point” webicon=”st-svg-check” iconcolor=”#FF8F00″ bgcolor=”#FFF8E1″ color=”#000000″ bordercolor=”#FFE082″ borderwidth=”” iconsize=”150″]なお、私は仮想通貨の専門家ではなく、一般の素人です。

STEPNが終わる・終わらないに決着をつけるのが目的ではありません。こんな意見もあるんだなぁと参考程度に読み流してもらえれば幸いです。[/st-cmemo]

 

STEPN暴落の歴史

STEPNは過去に何度か「暴落」していきました。

ここで言う「暴落」とは、「STEPN関連の仮想通貨(GMT・GST)の価格が15%以上下落した」と定義します。

この定義にあてはめると、5回暴落した過去があります(※1月中旬は除く)。

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  • ①3月7日
  • ②4月29日
  • ③5月5日
  • ④5月13日
  • ⑤5月27日

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以下、1つずつ背景を見ていきます。

 

1回目:3月7日

1回目は、3月7日です。

GSTが450円から380円くらいに下落しました。▲約15%の値下がりです。

 

なぜ暴落したか。

運営による「招待制の導入」です。

市場の過熱を防ぎ、利益のためだけにSTEPNに参加したい投機家を思いとどまらせるために、24時間以内にアクティベーションコードを復活させます。

アクティベーションコードを取得したい場合は、現在のSTEPNユーザーから取得する必要があります。

 

3月初旬は、STEPNが一部の人に認知され始めた頃でした。

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  • 歩くだけで儲かる
  • 靴と靴を合成して売れば儲かる

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と、密かに話題になり、STEPNへの期待が増大。

GSTを消費&購入する動きが加速し、GSTがインフレしました。

そこに待ったをかけたのが、「招待制の復活」です。

STEPNの運営はかねてから『長期的な存続を目指す』と発言していました。

 

急激なインフレは、サービスの寿命を短くします。

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なぜなら、一部のお金持ちだけが参加し、多くのユーザーが参加できないから。

つまり、サービスが成熟しないうちに散ってしまう危険性があったのです。

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2回目:4月29日

次は、4月29日です。

この時は1GST=1000円くらいまで暴騰していましたが、500円くらいまで暴落しました。

招待制の導入だけではGSTのインフレが止まらなくなったので、別の対策を取りました。

それは「MINTにかかるコストの見直し」です。

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  • 従来:GSTのみ
  • 4月下旬~:GSTに加えて、GMTも必要となる

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GSTとGMTの比率はマイナーチェンジを繰り返しており、一概に説明できません。

しかし、確かなことはMINTにGMTが必要になった点です。

 

運営の意図は、GSTの需要を抑えてGSTの価格を下げることでした。

要するにGSTのインフレ抑制ですね。

基本的にGMTは歩いただけでは手に入りません。

他の仮想通貨と交換するか、法定通貨で購入するかの二択です。

 

なお、STEPN運営はガバナンストークンである「GMT」を重視する考えをかねてから打ち出しており、GMTの価格上昇も期待していたものと思われます。

 

3回目:5月5日

次の暴落は、5月5日頃でした。

MINT費用を調整した直後に、再度GSTのインフレが発生。1GST=800円くらいになりました。

しかし、5月5日頃にGSTが300円くらいに暴落します。

 

なぜか。

これはおそらくBTCの暴落に引っ張られ、仮想通貨全体が冷え込んだためです。

 

BTC暴落の背景にあるのが、世界的なインフレと金融引き締めです。

新型コロナウイルスの状況が落ち着いてきましたよね。日本は規制が強めですが、ヨーロッパやアメリカでは規制の解除が進んでいます。

すると、人々の動きが活発化して、需要が増えます。

しかし一方で、ウクライナ危機などが原因で物流が滞っています。よって、需要の増加に見合う供給が追い付いていません。

「需要>>>供給」に陥り、急激なインフレが起こっています。

参考記事:世界の2022年インフレ率は7.4%、供給混乱は2023年も、IMF経済見通し

 

急激なインフレを抑えようと、各国の中央銀行は金融の引き締めをします。

具体的には「金利の引き上げ」です。

金利を引き上げることで、個人や企業がお金を借りにくくなり、経済活動が停滞します。

住宅ローンの金利があがるとローンを組む人が減るように、金利があがると借金をする人も減ります。

 

「金利が上がる」は、「お金の価値が上がる」と同義です。

したがって、相対的に仮想通貨や株価の価値はダウン。

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お金をもっていたぼうが資産が増えることに投資家は気づきます。

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投資家たちは一斉に仮想通貨や株を売却して現金化。この直後、仮想通貨&株価は暴落しました。

 

[st-kaiwa1]仮想通貨だけじゃなく、株価も一気に下がりましたね😓[/st-kaiwa1]

 

なお、インフレと金融政策については、下記の動画を見ると理解が深まります▼

 

4回目:5月13日

次の暴落は、5月13日です。

ついにGSTが300円を割りました。2月下旬以来の200円台です。

 

このとき起こったのが、ステーブルコイン「UST」の崩壊です…。

仮想通貨ランキング10位に入っていたコインが大暴落したことで、仮想通貨全体の信用が失墜しました。

 

気になるUSTのチャートはこちら▼

滝のように落ちていますよね…。

 

USTは「ステーブルコイン」の一種で、価格が安定しているのが売りでした。

んで、USTは米ドルの価格と連動するようになっていたステーブルコインです。

ところが、致命的な欠点があり、それは肝心の米ドルを持っていない点でした。

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  • 無担保型ステーブルコイン:手持ちのBTCやLUNAなどを売り買いして価格をキープ ⇒UST
  • 法定通貨担保型ステーブルコイン:同じ数量の米ドルを保有して価格をキープ ⇒USDC、USDT

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無担保型ステーブルコインであるUSTは、

「もしも」のときにBTCやLUNAを売り買いして価格を維持する仕組みになっていたんですね。

 

そして、いざ!という時に持っていたLUNAが暴落▼

ほぼ垂直に落下しています…。

 

UST&LUNAが暴落した原因ははっきりしていませんが、一説には第三者によるUSTの大量売却があります。

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ある日突然USTが大量に売られる⇒USTの価格が暴落する⇒米ドルの価格と連動しなくなる⇒信用が落ちる⇒USTが売られる(以下、ループ)

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原因はともかく、USTの大暴落によって仮想通貨全体の信用も落ちました。

これによってGSTの価格も暴落。200円台に達したわけです。

 

なお、UST&LUNAの暴落についてもっと詳しく知りたい方は、下記の動画を見ると理解が深ります▼

 

[st-kaiwa1]STEPNをやると、勝手に仮想通貨に詳しくなれますよ(笑)[/st-kaiwa1]

 

5回目:5月27日

 

最後は、5月27日頃から発生した暴落です。そして、今現在も進行中です。

過去4回の暴落との違いは、『運営の介入や仮想通貨全体の下落と「無関係に」暴落が続いている点』です。

 

整理すると下記▼

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  • 1回目・2回目:運営の介入(招待制の導入&MINTコスト調整)
  • 3回目・4回目:仮想通貨全体の下落
  • 5回目(今回):???

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靴は大きく値下がりしました…。

2022年5月22日時点はこちら▼

2022年5月22日22:20時点

 

しかし、2022年6月1日には…▼

2022年6月1日23:40時点

ソラナ・バイナンスともに大暴落です。

とくにバイナンス(通称:B国)側の暴落が激しく、90%以上の値下げです。

 

繰り返しますが、今回の暴落に運営は介入していません。

また、仮想通貨全体の相場との関連性も低いです。ビットコインのチャートがこちら▼

そう、5月下旬は反発(値上がり)しているんですよ。

 

とすると、考えられるのはSTEPNユーザーの離脱です。

そこで手掛かりになるのが下記の発表です▼

1/中国本土の口座確認に関するお知らせ STEPNユーザーの皆様へ: STEPNは、関連する規制ポリシーに積極的に対応するために、ソフトウェアユーザーのインベントリを実施します。

中国本土のユーザーが見つかった場合、STEPNは2022年7月15日(UTC + 8)の24:00にアカウントへのGPSの提供を停止します。利用規約とIPロケーションサービスに。

一言でいえば、「7月15日以降、中国本土ユーザーは使えなくします」と。

 

この発表が出されたのが「5月27日」。んで、GSTと靴の価格が暴落したのも「5月27日」。

あれ?!奇妙なほど一致しませんか?

 

そうなんです、多くのインフルエンサーが指摘するように、私もこれが暴落の原因だと思っています。

STEPNの運営の建前は「中国本土のルールに従い、STEPNを規制する」ですが、

本音は「ちゃんと歩かない人多すぎるからBANするっ!」だと思います。

 

すべての人じゃないにせよ、一部の人が「稼ぎ」に目が眩んでしまった…▼

 

とくにバイナンス(B国)では歩かずにMINTするだけで暴利をむさぼることが可能でした。

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レベル0・MINT0・コモンのシューズ同士の場合、MINTにかかるコストは「4~10万円」です。

MINTで生まれた靴をマーケットに出せば、1足100万円以上で売ることができました。

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ほぼマネーゲームですよね…。MINTゲームというか。

 

[st-kaiwa1]この状況にメスを入れるために、規制をかけたのでは?と思います。[/st-kaiwa1]

 

なお、STEPNのエコシステム(なぜ稼げるのか?)については、下記の動画を見ると理解が深まります。

[st-kaiwa1]しゅんさんの動画が一番納得感のある解説でした![/st-kaiwa1]

 

今後の展望について【私は楽観的】

[st-kaiwa2]STEPNはオワコン化しますか?[/st-kaiwa2]

との疑問が残りますよね。

 

結論から言うと、復活すると思っています。

しかし、ここでいう「復活」とは「STEPNのユーザーが増える」を意味します。

逆にいうと、これまでのように「1日で数万円稼げる」みたいにはならないかと。

なぜかと言うと、以下の要因があります。

 

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  • 暴落により参入をためらっていたユーザーが流入
  • 世界人口2位のインドにリーチ
  • 6月3日に大型アップデート実施
  • 新しいチェーンの導入
  • STEPNの理念はあくまでもMove&Earn(最初期から謳っている)
  • 大手ブランドとのコラボ(一説にはNIKE)
  • GMTのユースケース拡大による価値上昇
  • 人々の健康意識の高さ(とくにZ世代)★
  • まだベータ版である

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とくに私が注目しているのは、「人々の健康意識の高さ(とくにZ世代)」です。

なぜかと言うと、テクノロジーの発展や感染症の蔓延によって、ウェルネスに対する不安と意識が高まっているから。

 

そして、この課題をシンプルかつ大胆に解決する手段になりえるのがSTEPNではないか?と、考えいるからです。

詳しくは関連記事にて自説を展開しておりますので、ご興味があればどうぞ😌

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関連記事:【健康のゲーム化】STEPNが目指す「未来」に共感した

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[st-kaiwa1]似たようなアプリをやっていますが、STEPNが一番楽しいです。[/st-kaiwa1]

 

まとめ

STEPNは「Move & Earn」というコンセプトを打ち出しており、お金稼ぎ!というよりは、

「外で運動してお金がもらえたらラッキー」くらいの世界を目指しています。

 

この理念は、STEPNがリリースされた当初から謳っていました。

ここ最近のバブル経済は「看過できない事態」だったとも言えますね。

事実、マネーゲームになっていましたので。

 

この記事を書く6月3日現在、大型のアップデートに備えて、STEPNのアプリはメンテナンス中です。

アップデートでSTEPNが復活する!と期待する人もいれば、

もしアップデートがショボかったらこのままオワコン化するよと冷静な目で眺めている人もいます。

お前はどっちなんだよ!と思われたかもですが、正直どっちでもないです。

なぜなら、STEPNにとって今回の暴落やアップデートは通過点に過ぎないから。

STEPN運営者は私たちが想像するよりも遥か先の未来を見据えて行動していると、公式ブログやTwitterでの発言で伝わってくるのです。

 

私がSTEPNから撤退するときは・・・

「STEPNがお金稼ぎに走って、チートや不正行為を看過したとき」です。

 

そうじゃなければ、続けます。だって、ふつうに楽しいし、何よりウォーキングができて幸せですから。

こんなワクワクするアプリに出会えて本当によかったと、現時点では感じています😌

 

今回は以上です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。